令和2年11月16日の令和元年度日高町議会において、様々な議案が審議され、決算認定が行われた。議事は午前11時から始まり午後6時32分まで続き、出席した15名の議員は活発に質疑を行った。
まず、一般会計歳入歳出決算認定が審議された。議員たちは、議会運営の透明性や経営改善に向けた具体的な施策の必要性を強調した。特に「ひだか高原荘」等の宿泊施設については、経営状況が厳しい中、地域住民の健康と福祉に寄与するための運営方針が問われた。議員からは、「観光協会への支援は必須だが、今後の財政状況を鑑みたアプローチが求められる」との意見が上がった。
次に、国民健康保険事業特別会計については、加入者数の減少と医療費の増加が一因とされる中、議員は「医療費を不正利用しないための監査体制を強化すべき」と主張。また、後期高齢者医療制度に関しても、困難な状況にある高齢者の実態を踏まえた支援策の充実を求める声が出た。┣
最終的に、全議案は原案通り認定され、町の財政運営が今後さらに厳しくなる中で、いかに住民へのサービスを維持していくかが重要な課題として浮かび上がった。今後も、進む高齢化社会や少子化の影響を受けながら、町民の願いに応えることが求められるだろう。議会は、今後も持続可能な財政運営や地域住民の福祉向上に向け、取り組みを続ける姿勢を示した。