令和2年6月30日、日高町議会が第2回会議を開催し、重要議案が可決された。特に注目されるのが公営住宅の新築工事の請負契約に関する議案である。
議案第1号では、表町団地2-Aの建設に関する請負契約について管財建築課長の柴田哲君が詳細を説明した。工事の契約金額は6820万円で、地元の株式会社中村産業が受注した。工期は今後の契約締結日から令和3年1月21日までであり、住棟は木造平家建てで、2LDKと3LDKの併設が予定されている。
また、議案第2号では、同様の理由で表町団地2-Bの建設契約も可決された。こちらは7040万円で、同社が請負契約を結ぶことになった。質疑応答では、神保一哉議員が両棟の入札予定価格の差異について尋ね、その理由が地質調査による基礎工事の違いによるものであることが説明され、田中翔子氏が二棟をまとめて発注することの経費削減について提案した。
議案第3号では、除雪トラックの取得についても大きな関心が寄せられた。地域経済課長の川西光浩君は、約3216万円でトラックを取得することを説明。これにより、今後の除雪業務が円滑に行われることを期待している。
さらに、教育用タブレットの取得に関する議案第4号も可決。富川小学校児童用のタブレット317台を1787万円で取得する予定で、教育委員会管理課長の本間一樹君は、在庫が回収されていない点について懸念を述べた。
最後に、水道事業会計の補正予算(第2号)も採決され、補正額は6729万2000円に達しており、富川第2水源の不足を補うためのものであると説明された。これにより、日高町の水道供給における安定性が高まると考えられている。
今回の会議は、町の未来を見据えた重要な決定がなされる場となった。議員たちは町民の生活向上を念頭に、新たなインフラ整備と教育環境の整備を進めていく方針で一致している。