令和5年7月5日、日高町議会第1号会議が開かれ、様々な議案が審議された。
特に注目を集めたのは、令和5年度の公営住宅新築工事や門別温泉の改修工事、富川市街地複合施設整備関連の工事請負契約であった。これらの工事に関連し、契約金額や落札率が議論の中心となった。
工事請負契約第1号に関して、管財建築課長の只野利一君は、入札での落札率が99.8%であると報告した。契約金額は2億1,230万円で、新栄団地の公営住宅新築工事が予定されている。
第2号議案の門別温泉改修工事に関し、契約金額は9,878万円で、落札率は98.9%であることが明らかにされ、こちらも高い競争率が示された。
また、富川市街地複合施設に関する議案も議論された。建築主体工事は14億5,420万円、機械設備工事は1億294万9,000円、電気設備工事は2億7,940万円という大規模な契約が承認され、議会で賛成多数により可決された。
質疑応答の中では、互野利夫君が入札参加者の幅について、また予算と落札額の差額について質問した。特に、現在の町内業者の能力と入札率の関係について、技術審議室長の矢野雅章君が、人件費や物価上昇を背景にした見解を述べた。
さらに、災害復旧工事に関する議案でも、設計変更が必要となった経緯が説明され、崩落の原因は大雨によるものであるとされている。
教育関係では、スクールバスの取得についても報告された。このバスは1,174万5,397円で取得されることになり、町の教育条件整備に寄与することが期待されている。
最終的に、議案第9号の一般会計補正予算も審議され、繰越金の確定や寄附金の補正が行われ、総額113億210万9,000円となった。
この日の会議を通じて、日高町の公共事業が着実に進められていることが確認された。様々な分野での予算執行が町の発展に寄与すると考えられている。