令和4年第3回庄原市議会定例会が6月30日に再開され、様々な重要議案が審議された。
会議では、まず、議事日程第1の「会議録署名議員の指名」が行われ、藤原洋二議員と政野太議員が指名された。
続いて、議案第97号と第98号の令和4年度庄原市一般会計補正予算について報告がなされた。五島誠委員長は、「弁護士への委任費用」や「バイオマス住民訴訟」に関連する質疑があったことを伝えた。特に、一般会計補正予算第3号では、通学路の安全確保に関する質疑も行われた。
両議案については、賛成全員で可決された。
次に、議案第92号の庄原市教育委員会委員の任命に関して市長から渡部要氏を推薦する旨が説明され、福山権二議員は学校現場の経験の重要性に言及した。これに対し、市長は、意識と識見を重視していると回答した。これも賛成全員で可決された。
地方財政の充実・強化に関する意見書が発議第4号として提出された。この意見書は、「コロナ禍や少子高齢化に対応するため、地方財政には十分な資金が必要である」と強調された。
また、少人数学級の導入と教職員定数の改善に関連する意見書、さらには水田活用直接支払交付金に関する意見書も可決された。
特に水田活用の直接支払交付金見直しに関する意見書では、地域における農業の維持と地域経済への影響が指摘され、政府に対して強く要請が行われた。
最終的に、全ての議案と意見書は賛成全員で決定され、散会となった。議会では、地方における重要な議題が多岐にわたって扱われ、全員の賛成での決議が強く意義深いものとなった。