令和6年第2回庄原市議会定例会が令和6年2月20日に開催された。議題には、令和6年度の当初予算案を含む多くの議案が含まれており、総額457億397万円の予算が提案された。この予算には、庄原市の経済や社会サービスの維持・向上を図る施策が盛り込まれ、市長からの施政方針も発表された。 また、昨年の大規模災害の影響を受けた復旧計画や、国際情勢に伴う物価高騰への対策も強調された。特に強調されたのが、市民生活に直結する物価高騰に対する対応であり、低所得世帯への特別支援や災害復旧事業の計画が具体化している。さらに、庄原市の魅力を生かした地域活性化策として、庄原ファンクラブの取り組みも注目され、約1,900名の参加者が集まっている。
また、令和6年度一般会計予算においては、308億5,226万円が計上され、前年度比3.2%の増加が見込まれている。各種施策としては、特に災害復旧にかかわる予算が増加し、生活基盤の整備が進められることが示された。加えて、コロナ禍の中、経済活動の復調に向けた予算配分も行われる。
さらに、地域医療の充実を図るため、庄原市赤十字病院や西城市民病院の支援策が加わることも提案された。特に医療体制の現状分析が行われ、効果的な対策の検討が進められていることが報告された。今後、このような施策が市民にどのように影響を及ぼすかを注視する必要がある。
また、議題にはさまざまな条例改正案も提案されており、これには子ども・子育て支援のための新たな基準が盛り込まれた。さらに、希少資源の管理や経済対策のための条例も改正され、星の利用促進を図るための取り組みも示唆された。
市長は最後に、市民との協働による地域づくりの重要性を訴え、自身の施政理念を強調した。市民参加の意義を再確認し、ひとりひとりが庄原市の未来を築くために共に歩むだろうという期待が感じられた。総じて、参加者からの質疑応答も活発に行われ、各議員の関心の高さがうかがえた。議会に提出された議案は全て可決され、新年度に向けた施策の実行に期待が寄せられている。