令和4年第5回庄原市議会定例会が再開され、各議員からの質問が行われた。
まず、前田智永議員が保育所におけるICT化について質問した。市長の木山耕三氏は、保育士不足に対する対策の一環としてICT化を進めていると述べた。市では地域情報化計画に基づき、保育業務のICT化を慎重に進めていると説明した。現在のICT活用に関して一定の成功を収めており、今後更なる推進を図る意向を示した。
次に、坂本義明議員は、比和町にある宿泊施設かさべるの有効活用について質問した。市長は、長年の蓄積から宿泊者数が減少している現状を報告し、改修整備の検討を行っているとし、施設利用促進のための地域資源を結集した取り組みを進める考えを表明した。
さらに、徳永泰臣議員は、ラ・フォーレ庄原の経営安定について質問した。市長は、光熱費や原材料価格の高騰が経営を圧迫しているとし、これらの影響を考慮しつつ、今後も市民に愛される施設づくりを進める意向を示した。
また、谷口隆明議員は、高齢者の補聴器購入助成について質問した。市長は国の制度に基づいて助成している現状を説明し、難聴高齢者への支援を強化する必要があると認識していることを伝えた。