令和4年第2回庄原市議会臨時会が開催された。
議会では、会議録署名議員の指名、会期の決定が行われ、おおむね順調に進行した。
今回は特に議案第88号と第89号に関する議論が中心となった。
議案第88号は、庄原市税条例の一部改正についてであった。これに対し、税務課長の伊吹美智子氏が提案理由を説明した。
その中で、固定資産税の負担調整措置により、商業地等の課税標準額が令和4年度に限り上昇幅を2.5%とすることが挙げられた。さらに、省エネ住宅改修に係る固定資産税の減額措置も改正されることが議案の一部について説明された。
これに対する坂本義明議員の質問に対し、伊吹美智子氏は、改修工事に関連して太陽光発電装置などが対象に含まれる旨を説明した。
改正案は全議員から賛成を得て承認された。
議案第89号では、国民健康保険税条例が改正された。保健医療課長の伊吹譲基氏から、課税限度額が引き上げられることが報告された。
具体的には、基礎課税額の限度が63万円から65万円、後期高齢者支援金等の限度が19万円から20万円に引き上げられる。
国が中低所得者層の保険税負担を軽減するための措置であり、これにより79万円程度の増収を見込んでいるとのことであった。
いずれの議案も全議員の賛成により承認され、会議は順調に進行した。次回の本会議は、4月25日午前10時から再開される予定である。