令和元年6月24日、庄原市議会の定例会が再開され、議題に上った一般質問では、地域のリサイクル活動が焦点となった。議員たちは使用済み紙おむつの処理方法や再生利用の意義について話し合った。坂本義明議員が提案したリサイクルの取り組みは市民の関心を集めている。
市長の木山耕三氏は、「本市における使用済み紙おむつは一般廃棄物として処理されているが、有効利用を模索する必要がある」と述べ、環境政策課長の若林健次氏は「新焼却施設建設において、利便性と持続可能性を考えた処理方法を検討している」と発言した。この議論は、地域住民の生活環境を守るための重要なテーマとされている。
また、庄原版DMOの設立についても意見が交わされた。観光振興課長の定光浩二氏は、観光協会と連携して進めている設立準備の状況を説明し、「地域全体で観光の振興を目指し、マーケティングやプロモーションを充実させていく」と強調した。
一方、比婆山連峰の活用についても活発な意見が出た。地域資源の魅力向上に向けて、今後の取り組みや広域的な連携を目指すことが求められている。市長は「比婆山を中心とした神話や自然資源を最大限活用し、観光地としての発展を図る」と述べ、市の方針を示した。