令和4年12月21日に行われた第5回庄原市議会定例会では、公共施設や商業施設の整備、交通機関の活用など、庄原市内の活性化に向けた議論が展開された。
特に注目を集めたのは、議員による市街地西側の商業施設、ショッピングセンター・ジョイフル一帯についての発言だった。多くの市民から、地域の中心を形成するこの施設に対する期待が寄せられている。例えば、林 高正議員は、「ジョイフルの周辺が中心市街地であるとの認識を強調し、今後はこのエリアを通じて、地域活性化の施策を検討すべき」と述べた。
また、過去にも議員から商業施設のサポートについての質疑が行われ、市としての支援体制の必要性が認識されている。市長はこれに対し、「地域の機能向上に貢献する商業施設は必要不可欠」と答えた。
さらに、公共交通のあり方についても議論が行われた。特に、JR芸備線の利用促進に関する検討が必要とされ、他の交通手段との融合可能性についても意見が交わされた。市長は、「JR芸備線は地域の重要な交通手段」としつつ、「市民の移動手段を総合的に考慮して、交通の利便性を高めるために取り組んでいく」と強調した。
一方、働き方改革についても話題に上がった。昨今の働き方改革推進の中で、特に教育関連の職員の業務負担軽減の声が高まっている。市長は、職場環境の改善に向けた努力を続けることを示し、さらなる施策の必要性を訴えた。