令和2年第6回庄原市議会定例会が開かれ、特定の議案が可決された。
この会議では、庄原市公立学校設置条例の一部改正に関する議案第165号が大きな焦点となった。教育民生常任委員会委員長の吉方明美議員が、同条例では庄原市立口南小学校及び口北小学校の廃校と新たな庄原市立口和小学校の設置を提案し、賛成多数で採決した。
谷口隆明議員は、地域の学校の存続を重視し、適正規模・適正配置基本計画に異議を唱えた。また、改正案の提案内容についても検討の余地があると強調した。これに対して、賛成した近藤久子議員は、地域の合意形成がなされたことを評価し、新しい学校の設立に期待を寄せた。
続いて、令和2年度庄原市一般会計補正予算に関する議案第167号から174号は、一括議題として報告され、全て原案通り可決された。これにより、新型コロナウイルス感染症に関わる給付金の支給が進められることが決定した。
会期延長も決議され、今後も引き続き市議会での議論が見込まれる。議長の宇江田豊彦は、今後の進展に対し、市民の生活がより良い方向に向かうことを願っている。