令和元年第3回庄原市議会定例会が6月10日に開会し、重要な議題が多数取り上げられた。
会議は宇江田豊彦議長のもとで進行し、出席議員は20名であった。議事の中で、最初に報告されたのは繰越明許費に関するもので、計44事業の繰越額が54億3,358万3,000円に達することが確認された。特に重要な事業としては、子育て支援施設整備事業や、昨年の西日本豪雨に伴う災害復旧事業が挙げられ、これらは各々事業の完了が今年の6月から来年3月にかけて見込まれていると説明がなされた。
また、庄原市土地開発公社の経営状況についても議論され、主に事務的経費との報告があり、公社は現在土地を保有していないことが強調された。続いて、株式会社グリーンウインズさとやまの経営状況も報告され、前年に比べ売上が増加したことが報告された。市が出資する企業として、今後の発展が期待される。
議案としては、庄原市子育て支援施設設置及び管理条例の一部改正が提案され、議会は賛成多数で可決した。他にも、工事請負契約や字の区域の変更などが議題となり、全て原案通り可決された。特に、工事請負契約に関しては市場価格を反映した適正な契約金額をもとに、新代替施設の建設が進められることが期待されている。
また、令和元年度の各種補正予算についても詳細に説明され、一般会計の補正は4億4,003万2,000円が追加され、地域振興や社会資本の整備に資することが強調された。各議案は全て賛成で可決され、今後の施策に期待が寄せられている。議長は次回の会議を6月21日に予定しているとして、会議は散会した。