令和4年第1回庄原市議会定例会が3月23日に開催された。多くの議案が一括して審議され、その中でも令和3年度一般会計補正予算(第12号)が焦点となった。一般会計補正予算については、特に職員研修や障害者雇用の実態、住民告知システムの更新に関する質疑が目立った。予算決算常任委員会の五島誠委員長は、「原案については賛成多数で可決された」と報告した。
この補助金と増資に関する議論の中で、松本みのり議員が提起したのは、株式会社サンヒルズ庄原への215万円の増資についてであった。彼女は、「説明不足で市民が納得できる理由が必要」と強調し、増資に反対の意見を述べた。一方で谷口隆明議員は、「若干の疑問は残るが、この補正予算には賛成する」と意見を述べ、賛同を求めた。
質疑応答の結果、議案第72号を含む15議案が全て原案通り可決された。特に国民健康保険特別会計や介護保険特別会計に関する質疑も行われ、重大な課題として浮上した。また、庄原市過疎地域持続的発展計画の変更議案や、新たに提案された「边地に係る公共的施設の総合整備計画」についても議論が行われた。
さらに議会では島根原子力発電所2号機の再稼働に関する決議が可決された。この決議では、安全確保や避難計画に関する課題が指摘され、市民の命と安全を最優先とする姿勢が強調された。賛成11人、反対8人で決議案は可決され、議員自身も当議案に十分に影響を持つことが今後の政策に生かされた。