令和3年第1回庄原市議会定例会が令和3年2月24日に開催された。議会では多くの議案が審議され、重要性の高い条約が可決された。
最初に、会議録署名議員の指名が行われ、坂本義明議員、岡村信吉議員が指名された。
続いて、庄原市福祉集会所設置及び管理条例の一部を改正する条例案が提案され、高齢者福祉課長の下森一克氏が詳細を説明した。本条例は、地元管理の適正化を図るもので、2つの施設が無償譲渡の対象であることが明言された。これに対する質疑は無く、議案は全会一致で可決された。
財産の無償譲渡に関する議案も複数提出された。特に、議案第31号と第32号では、口和町の土地と建物が認可地縁団体に譲渡されることが説明された。譲渡先の団体は地域振興を促進するため、地域の住民のニーズに応じた集会所として機能する見込みである。
さらに、庄原市農村集会施設設置及び管理条例の改正も承認された。農業振興課長の黒木和彦氏は、廃止される集会所について、その理由を老朽化とし、新設の計画を説明した。この動きは地域活性化の一環として位置づけられている。
指定管理者の指定に関する議案も多数提案され、正当化された。これにより、地域の自主性が強化され、運営が効率化されると期待されている。
最後に、令和2年度庄原市一般会計補正予算が紹介された。財政課長の中原博明氏は、今回の補正は参議院選挙に要する経費に関連するものであると説明した。
多様な議題が議論され、議会は徐々に地域に根ざした管理体制を強化へと動いていることが見受けられる。市長や議員たちが提案内容を慎重に検討する中、地域住民への影響を配慮した進行が行われた。