令和3年第4回庄原市議会定例会が開かれ、様々な議題が討論された。
中でも、教育環境の向上が急務であることが強調された。特に、一般質問で國利知史議員が教育振興計画について言及。若者の定住促進と地域の教育環境の関連性が話題となった。教育長の牧原明人氏は、市の教育の基本理念を再確認し、今後も地域に密着した教育振興を進める方針を打ち出した。
さらに、学校の適正規模や配置計画についても協議が進む中、計画の見直しが必要との意見が相次いだ。この計画においては、統廃合後の施設利用についても慎重な検討が求められている。教育部長の片山祐子氏は、地域の声を真摯に受け止め、計画策定時期の柔軟性を持たせる意向を示した。
週明けから本格的な議論が予想されるドクターヘリの離着陸場の設置についても意見が飛び交った。坂本義明議員は、庄原赤十字病院に近い地域でのドクターヘリの対応強化が必要であると強調した。市長も、農業との連携や、医療体制の維持向上に向けた支援を行う決意を示した。現在の運営では、搬送に時間を要すケースが多々見受けられる中、迅速な対応が求められている。