令和3年第6回庄原市議会定例会が12月20日に再開され、出席議員20名が確認されました。議長の近藤久子氏は、会議を開会し、議案の審議に入りました。
まず、日程第2として「庄原市企業版ふるさと納税基金条例」が議題に上がり、桂藤和夫委員長から審査結果の報告が行われました。本条例は、企業版ふるさと納税による寄付金を活用し、市の事業に要する経費に充てることを目的としています。質疑があった後、採決が行われ、全議員が賛成し、条例は可決されました。
次に、一般会計補正予算第6号から第9号までが一括で議題にされ、五島誠議員が予算決算常任委員会の委員長としての報告を行いました。特に、情報格差是正事業や新型コロナウイルスワクチンの接種に伴う予算が挙げられ、質疑の後、こちらも全員賛成で可決されました。
議案第163号は、指定管理者の指定に関する事項です。サンヒルズ庄原の選定について質疑が行われ、一部議員からは公募の必要性や選定の透明性が求められました。最終的には賛成多数で可決。しかし、議員の中には反対の意見が多く、今後の運営や効率を懸念する声が上がりました。
また、議案166号では、現金を給付することを目的とした予算案が提案され、迅速な事務進行が求められた。全員賛成で可決された。
さらに、核兵器禁止条約への署名と批准を求める意見書や、歯科医療の改善を求める意見書、米価下落に対する対策を求める意見書が審議され、いずれも賛成多数で可決されました。
最後に、議員派遣や閉会中の継続調査についての申し出も認められ、全ての議事を終了し、定例会は閉会されました。