令和5年9月20日、庄原市議会において、第4回定例会が開かれた。議題には、子どもたちと多世代の交流の場の整備計画が上がり、松本みのり議員がその重要性を訴えた。市長の答弁では、人口減少対策として、子育てに優しい環境を整える必要性が強調された。
市では、今年度の予算66万7,000円を確保し、子どもたちと多世代の交流の場の整備計画を進めている。この計画は少子高齢化に対する重要な施策として機能することが期待されている。市長は、次代を担う子供たちの健やかな成長を支援する取り組みとして、この整備が位置づけられることを明らかにした。
松本氏は、事業を推進するうえで、慎重な取り組みが求められるとの意見を示した。また、計画策定に際して市民の声をきちんと反映させる必要性を訴え、フィードバックのメカニズム確保の重要性を強調した。
さらに、ファミリーサポート制度についても質問があり、市長は利用者の声や利用手続きの改善の必要性に言及した。この制度が、特に外部からの支援を必要とする家庭に重要であるとの認識を示した。
議論は続き、高齢者福祉への支援策の充実についても言及された。高齢者が安心して暮らせる街を作るため、行政のサポートが不可欠であるとの意見が集約された。これには、特に生活支援や農業支援などが含まれ、庄原市の取り組みが今後ますます重要になるとされている。
林業についても、自伐型林業の振興が求められており、これに対する地域の理解と協力が不可欠であるとされた。市長は、この分野での新たな取り組みを模索する考えを示し、庄原市のが持つ可能性について期待感を示した。
庄原市は今後、若者の定住を促進するため、農業や林業への新たな取り組み、特に環境に優しい農法を含む持続可能な地域作りの方向性を強化していくことが求められる。