令和3年第2回三原市議会臨時会が、4月30日午前10時に開会した。
同議会では、議長の選挙を始めとして、様々な議案や選任案件が議題に上がった。
新たに選任された陶範昭議員が議長に就任。彼は当選後、災害復旧や新型コロナ対策、企業誘致など市の発展に向けた施策の必要性を強調した。
岡田吉弘市長も会議に出席し、議会招集の挨拶を行った。市長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で、市民に強い感染対策を促す必要がある」と説明。市の健康と安全を最優先に考え、今後の施策を進める決意を示した。
議長選出後、副議長、常任委員、議会運営委員の選任が行われ、合計25名の議員が選挙に出席し、候補者の多数の支持を得た児玉敬三議員が副議長に就任するなど、新しい議会構成が整った。また、議第48号と議第49号の市道路線の認定も原案通り可決された。これにより市内のインフラ整備が促進されることが期待される。
さらに、新型コロナウイルス感染症に関連する補正予算の承認や、各条例の一部改正も行われ、経済政策や市民サービス向上を図る施策が採決された。特に、児童扶養手当の支給に関する改正が重要な焦点となり、対象世帯への具体的な支援が求められている。
このように、臨時会では新しい市政の方針が示され、地域の発展に向けた具体策が検討されている。議会は今後も、地域の声を反映した市政運営を進めていく意向を持ち続けるものと見込まれる。