令和3年3月9日、行橋市議会の定例会において、交通渋滞や不登校問題、空き家対策、産後ケア、教育環境の整備など、重要なテーマが議論された。
会議では、特に市内交通渋滞に関する再質問が上がった。小見祐治議員は、行橋駅周辺や国道201号・496号の混雑状況について、改善の必要性を強調した。その結果、和田雄二都市整備部長が「朝夕のラッシュ時において混雑が確認される」と回答した。特に、行橋インターチェンジ近くの交通混雑は深刻であり、この状況を改善するための対策として、バイパス道路の建設が重要視される。
また、不登校問題も厳しい現実であると議論された。米谷教育部長は、不登校の児童生徒数が増加していることを報告したが、特にコロナ禍による影響が懸念される。教育委員会では、スクールソーシャルワーカーやカウンセラーの活用が進められている。
それに加え、空き家対策や産後ケア事業についても言及された。行橋市では空き家の実態把握が必要であり、適正管理を行うための条例が整備されている。他市では成功例があるため、行橋市においても効果的な空き家対策が求められている。
産後ケア事業においては、産後ドゥーラの必要性が語られ、家族支援が進む中で、その重要性が増している。また、教育環境におけるウイルス対策として、衛生管理やオンライン教育の体制の整備も言及され、今後の課題として取り組まなければならないと確認された。
行政としては、これらの問題に対する慎重な取組みを継続し、地域の課題解決に向けて、効率的で適切な対策を展開する必要があると認識されている。