令和5年6月12日に開催された大野市の第435回定例会では、中学校再編に向けた準備状況や部活動のあり方について議論が展開された。
まず、制服と体操服の選定が進行中である。
新しい制服の候補として示されたのはブレザー型のデザインで、各学校において保護者や児童からのアンケートを基に選考が行われる。
この過程では、6月20日にも新中学校に登場する制服が決定する見込みである。
次に、スクールバスのルートについても、各校との連携や地元住民との協議を基に進められている。
具体的には、運行ルートや停留所の決定があり、学校の通学安全部会が参加することで、決定内容を慎重に確認することにより、安心・安全な運行を目指す。
また、通学区域審議会に関連する事務経費が補正予算に計上されており、7月からの開催が予定されている。
これにより、特に有終西小学校の代表者に対する通学区域の見直しが行われ、卒業児童が進学する中学校区について、具体的な策が提案されることとなる。
部活動についての取り組みも語られた。
今年度より、部活動への参加は任意となり、中学1年生の212人のうち171人が部活動に参加。残りの41人は地域スポーツクラブや習い事に従事するなどの情報が共有される。
部活動の地域移行においては、特に文化部が推進されており、吹奏楽部は地域団体との協力を仰ぎながら、活動環境を整えている。
市内の中学校の部活動に関する状況確認や対象中学校の生徒の選択肢が確保されていることに対し、公平性のある運営が求められている。
教育長も含む教育委員会の姿勢として、地域クラブとの連携を強化し、安心・安全のもと新しい環境で活動できるよう配慮する意向が示された。
新中学校の再編に向けた体制づくりは以上のように進行中であり、今後の取り組みが期待される。