令和6年3月に開催された大野市の定例会では、地域経済活性化に向けた施策が話し合われた。
出席した議員は多くの課題に対して具体的な質問を行った。
特に笹山晃一議員は、南六呂師区の光害対策について取り上げた。
昨年8月には南六呂師区が星空保護区に認定されたことに触れ、他の地域でも同様の対策を行うべきではないかと議論を促した。
地域経済部長の林広二郎氏は、光害の影響を抑えるため、無駄な照明の使用を控える必要があると述べた。
景観の保護とエネルギーの節約を両立させ、地域の星空を守るためには市民の協力が不可欠との意見が多数寄せられた。
また、地域住民からの声を反映する形で、今後の光害対策の普及・啓発活動を推進していく方針も示された。
次に、スターランドさかだにの利用促進についても話題となった。
議員からは、再開後の利用状況を改善するための施策が求められた。
農業林業振興課の帰山康一朗氏は、地域との連携を強化し、地域資源を活用した新しい取り組みを進めることが重要であると強調した。
これにより、観光地としての魅力を高め、大野市に訪れる人々の増加を目指している。
一方、ビジネスプランコンテストに関する議論では、地域の創業支援についても言及された。
副市長の嶋田敏文氏は、地域資源を活用したビジネスの創出を促進し、産業の振興につながるよう、創業者向けの支援を強化していく方針を示した。
中小企業の育成は市内産業の活性化に寄与するという認識が広まっている。
また、観光入込客数の増加についてもデータが提示された。
観光エリアへのアクセス改善として、中部縦貫自動車道の開通が地域経済に与える影響については期待がかかるが、交通基盤の維持にも注力する必要があるとの見解が示された。
市内の消防水利の現状も報告された。
消防長の藤田康司氏は、消防水利の点検と管理を強化し、地域の防火対策をより厳格にする取り組みを続けていくことが重要であると述べた。
最後に、委員会では地域経済の持続可能な発展について協議が続けられ、市民や企業と連携した取り組みが必要であることが確認された。
このように、様々な意見が交わされ、地域振興に向けた活発な議論が行われたことが印象的であった。