令和6年6月19日、大野市において第439回定例会が開催された。
本日は多数の議案が議題に上がり、請願書の採決も行われた。
今回の会議では、請願1号「訪問介護の基本報酬の引き下げ撤回と介護報酬の引き上げを求める」についての討論が熱を帯びた。
議会の中で強い反響を呼ぶ意見が相次ぎ、特に訪問介護の重要性とその報酬引き下げの影響が多くの議員によって指摘された。
「今回の基本報酬の引き下げで、訪問介護事業所が経営難に陥る恐れがある」との声は、野村勝人君からのものであった。
彼は「独居の高齢者や介護を必要とする家族の生活を支えるためのサービスであり、今後の在宅介護崩壊を回避するためには、迅速な対応が求められる」と強調した。
このような中、衆議院厚生労働委員会では、訪問介護の報酬改定に対する見直しの必要性が議論されているとも述べられ、今後の動向が注目される。
また、教育委員会教育長の任命についても議論が交わされ、久保俊岳氏が再任された。
市長の石山志保氏は、「教育委員会は今後も地域教育の充実を目指し、全力を尽くす所存である」と述べた。
さらに、農業委員会委員の任命についても粛々と進行し、新たに10名の委員が任命された。
これにより、農業の振興や支援が更に強化されることが期待されている。
さらに、地域貢献を目的とした文化会館の整備案や、コンビニ交付サービスの拡充についても言及され、市民サービスの向上が図られる見通しである。
市長は「これらの施策を通じて、より良い生活環境を提供し、市民のニーズに応えていく」と述べた。
議案第43号から第48号については、全議案が原案通り承認され、請願1号に関しては賛成多数で継続審査と決定された。
これにより、今後も議会は市民の声に耳を傾け続ける姿勢を強めることとなる。
今後の議会活動においては、引き続き市民生活向上に向けた取り組みが求められている。