大野市は新型コロナウイルス感染症の影響に対し、デジタル化の推進と地域づくりの見直しに取り組んでいる。
市長の石山志保氏は、デジタル化を「新しい生活様式」に適応させる重要性を強調し、オンライン申請やリモート会議などの導入を進める方針を示した。
これにより、市民はより便利にサービスを受けられる体制の構築が期待されている。加えて、リモート環境整備事業では、子育て支援センターや公民館にインターネット環境を整備し、オンライン講座や育児相談が可能となる。
市民生活の質を向上させることが地域のブランド力を高め、移住や定住を促進する要因となると、石山市長は述べた。
また、大野市は地域コミュニティの活性化を強化するため、若者や高齢者が参加しやすい環境づくりに注力している。特に、世代間交流や地域活動の促進に努めており、市民同士がつながる機会を増やしている。
また、商工業の支援に関しては、市の支援施策を通じて、企業の新商品開発や販路開拓を支援し、地域経済の活性化を目指している。現在、大野市では新型コロナの影響で厳しい状況にあるが、地域の事業者をサポートすることで持続可能なまちづくりを進めようとしている。
市全体の人口減少も顕著だが、婚姻・出産支援策の強化により、少しでも出生数の増加を目指している。このように、さまざまな施策が相互に関連しており、持続可な社会を築く方向性が示されている。
市は今後も、多様な市民のニーズに応えつつ、地方創生や地域振興のための施策を展開し、確固たる地域の振興を目指していく方針である。