12月15日、令和4年の大野市議会定例会が開催された。
この会議では、17件の議案と4件の陳情が審議された。特に議案第55号の一般会計補正予算(第6号)案が重要なテーマとして挙げられた。
産経環境常任委員会委員長の白﨑貴之氏は、補正予算案に関して慎重な審査が行われたことを報告した。特に、観光施設営繕事業が注目されており、改修に向けた委託料が計上されている。理事者は、市が直接管理する施設の修繕は重要であるとした。
また、西里団地における上水道漏水問題への予算計上や、一般廃棄物収集業務委託についても言及された。物価上昇によって生じる経費の増加が懸念されている一方で、プラスチックごみの分別収集が令和6年度から実施されることが説明された。
その他、ニホンジカ捕獲を含む鳥獣害対策が語られた。捕獲予定数が630頭から1,219頭に増加する見込みである。
今後、一般会計補正予算案は原案通り可決される見通しで、特に観光施設の改修が注目されている。議案第72号では、出産や育児を支援するために給付金を支給することも確認されている。市長の石山志保氏がこの補正についての方針を示し、長期的視点に立った施策を展開していくことの重要性を強調した。
教育民生常任委員会なども、子育て世代の支援策を推進し、競争を通じた地域活性化を目指している。議会では様々な意見が交わされ、地域の声を反映した施策の策定を求めている。