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いすみ市議会が令和6年度予算を可決、マイナンバー条例の改正が議論に

令和6年3月15日、いすみ市議会で一般会計予算を可決。マイナンバーや介護保険についての反対意見も。
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令和6年3月15日、いすみ市議会の第1回定例会が開かれ、さまざまな議案について審議されました。

議案第20号の令和6年度一般会計予算の審議は特に注目されました。この予算は、歳入歳出187億2,900万円という大規模なもので、昨年度比で10%の増加となっています。市長の太田 洋氏は、市民生活や地域経済を守るために、この予算を有効活用すると述べました。

質疑においては、特に消防費や災害用備蓄に関する質問が飛び交いました。井上 ひろみ氏が質問を行い、災害用備蓄物資の現状に関して市から「ご飯類のレトルト食品を現在2万950食分備蓄しており、充足率は100.5%である」との報告がありました。

次に、議案第4号、いすみ市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の改正では、井上氏がマイナンバー制度のプライバシーへの影響について強い反対意見を表明しました。特に、マイナンバーの利用範囲の拡大は、国民の不安を増大させると指摘しました。

さらに、議案第22号の令和6年度介護保険特別会計予算についても多くの質疑があり、井上氏は介護保険料の引き上げに対する懸念を表明し、国が直接的責任を持つよう求めました。

また、日程第4の諮問では人権擁護委員候補者の推薦が行われ、二名の方が適任として推薦されました。

最後には、発議第2号として今後のJRダイヤ改正について市民の意見を反映させるよう議会から強く要望する決議が賛成多数で可決されました。議長の麻生 実氏は、議会が市民の声をしっかりと受け止めていく姿勢を強調しました。

この定例会では全ての議案が可決され、特に市長は地域の対応、子育て支援、高齢者福祉に力を注ぐ姿勢を示しました。今後も引き続き市民からの声をしっかりと受け止め、より良い市政運営に努めることを約束しました。

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議会名令和6年いすみ市議会第1回定例会
議事録
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