令和6年いすみ市議会第2回定例会が6月21日に開催された。多数の議案が提出され、全会一致で可決されることが多い中、主に税条例に関する改正が議論の中心となった。
日程第1では、いすみ市税条例の改正が議題となり、総務常任委員会の井上栄弌委員長が報告を行った。報告によると、議案第2号と第3号、国民健康保険税に関する改正案は異議なく可決された。また、議案第8号の令和6年度一般会計補正予算には多くの質疑が寄せられた。特に孤立集落に対する備えや緊急対策事業について議会からの要望が強調され、総務常任委員会として自主防災組織の設置促進を要望した。
一方、文教厚生常任委員会の半場新一委員長は、いすみ市ひとり親家庭等医療費助成条例の改正について報告した。改正内容は支援の充実を図るものであり、全ての議案と請願は原案の通り可決、採択された。
特に注目されたのは、教育費に関する意見書の採択である。義務教育費に対する国庫負担制度の堅持や、教育予算の拡充を求める請願は全会一致で採択され、特に教育環境の充実を求める声が強まっている。