令和5年いすみ市議会第4回定例会が開催された。
12月22日、いすみ市議会では、様々な議案が審議された。議案には地域の交通や健康保険、公共サービスの改善が含まれており、特に重要な議題が数多く上がる。
最初に取り上げられたのは、いすみ市大原駅北駐車場の設置及び管理に関する条例の制定についてである。産業建設常任委員会委員長の横山正樹氏は、「駐車場の設置は地域活性化に寄与するものであり、多くの賛同を得ている」と述べた。全会一致で原案が可決されることで、住民の利便性を高めるための前進が確認された。
次に、いすみ市国民健康保険税条例の改正が議題に上がった。これについて、総務常任委員会委員長の井上栄弌氏は、「改正によって得られる財源の補填として、国が半分、県が四分の一を負担する」と説明。こちらも全会一致で可決され、保険税負担の軽減が図られることとなった。
続いて、令和5年度いすみ市一般会計補正予算が審議された。教育長の赤羽良明氏は、「この予算が地域教育の向上に寄与することが期待される」と提案し、討論の中で一般市民からの質問も受け付ける場面が見られた。質疑の結果、辻褄の合った説明がなされ、全会一致で可決された。
さらに、議案第9号では、いすみ市手数料条例の一部改正が提案された。市長の太田洋氏は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に応じる形で、戸籍証明に新たな手数料を設定すると述べた。これには一部議員から反対意見が寄せられたが、最終的に多くの賛成を得て可決が確認された。
また、固定資産評価審査委員会委員の選任に関する議案も上程され、各地域から公平に選出された候補者について支持が集まった。この重要な役職に対し、高い識見を有した人材が選定されることが期待される。
最後に、人権擁護委員候補者の推薦についても議論がなされた。本件に関しても提案者がその必要性と適任者について詳しく説明し、議会全体からの支持を得る形で進められた。議員派遣の件についても審議され、全ての案件が円滑に進行し、無事に閉会する運びとなった。
今後のいすみ市におけるこれらの施策が、地域の福祉向上につながることが期待される。