令和5年いすみ市議会第3回定例会が8月29日に開会し、会期は9月22日までの25日間と決定された。
会期初日のこの会議には18名の議員が出席し、議長の麻生実氏によって開会が宣告された。まず、会期の決定が行われ、異議なく25日間と認められた。
次に、議会の議事日程に基づき、議案第1号から第11号まで及び報告第1号から第5号までが一括上程され、いくつかの重要な議案について説明が行われた。
市長の太田洋氏が最初に述べたのが、いすみ市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正である。この改正は、就学前の子供に関する教育、保育の総合的な提供を推進するためのもので、施行は9月16日を予定している。
また、議案第2号では、いすみ市産業振興及び雇用の促進に関する条例の一部を改正することが提案された。具体的には水産養殖業の養殖施設を新たに奨励金の対象事業に追加する内容となる。
さらに、議案第3号から第5号にかけて、令和5年度の一般会計、介護保険特別会計、水道事業会計に関する補正予算が提案された。特に一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ71,219万円を追加し、総額は189億8,029万3,000円に達する計画である。これには地方特例交付金や市債の減少などが含まれる。
議案に関する説明が続く中で、財政課長の石川伸一郎氏は補足の説明を行い、補正の主な理由として繰越金の確定や人件費に関連する経費の補正について詳しく述べた。
最後に、報告第3号と第4号では、令和4年度の健全化判断比率と資金不足比率について報告があり、いずれも健全な状況であるとされた。特に実質公債費比率は6.7%と前年度比0.3%減となり、将来負担比率も15.1%と、大変良好な結果が確認された。
会議はすべての日程を終了し、29日には次回の開会が予定されている。