令和元年いすみ市議会第3回定例会が開催された。議会は、会期を8月27日から9月20日までの25日間と決定し、議事の進行が始まった。出席議員は16名で、定足数を満たしていることから、円滑な議事運営が期待される。
市長の太田洋氏は、議案第1号の提案理由説明の際、印鑑条例の改正について紹介した。改正内容は、住民基本台帳法の施行令の改正に伴い、旧氏を併記した印鑑登録証明書を発行できるようにするもので、施行予定日は令和元年11月5日とされている。
次に、議案第2号のバス交通運行に関する条例の改正について、料金の引き下げが提案された。具体的には、中学生料金が200円から100円に、高校生料金が300円から200円に、大人料金が400円から200円になる。市民からの負担軽減の要望を受けた改正であり、施行日は令和元年11月1日である。
さらに、議案第3号では水道事業給水条例の改正も提案された。これは水道法の改正に伴い、条例の引用番号を整合させるためである。
議案第5号では、令和元年度一般会計の補正予算が説明された。この予算では、歳入歳出予算の総額が168億7,226万4,000円に達すると想定されている。歳入の内訳としては、地方特例交付金や地方交付税等が含まれており、予算の確保に寄与する見通しだ。歳出では、総務費や民生費、教育費等の各分野に分配され、生活環境の整備や教育環境の向上を目指している。
次に、報告第1号では、地方公共団体の財政健全化に関する法律に基づく健全化判断比率が議論され、実質赤字比率と連結赤字比率が黒字であることが確認された。実質公債費比率は8.0%で、前年度比0.3ポイントの減少を見せ、財政状況の健全さが示された。
最後に、議案の審議前に休会が提案され、議員たちは休会の必要性を認めた。次の会議は8月29日の午前10時から行われる予定であり、今後の進行が注目される。