令和4年いすみ市議会第1回定例会が3月1日に開会した。
市長の太田 洋氏が施政方針を発表し、令和4年度一般会計予算案などの議案の審議が行われることを伝えた。
いすみ市における新年度の運営方針や課題が語られ、市民の安心で幸せな暮らしの実現に向けた取り組みが強調された。
特に新型コロナウイルス感染症や自然災害への備えについては、太田市長が「市民の命と財産を守るための防災対策を全力で行う」と発言。
また、コロナ禍の影響を受けた地方創生戦略が引き続き重要であるとの認識を示し、「市民の悩みをしっかりと受け止め、市政に反映させていく」と強調。
令和4年度の一般会計予算は162億1,000万円であり、前年度と比較し1.0%の減少が見込まれている。
歳入の主な構成要素として、地方交付税が34%を占め、前年度の交付額が考慮されている。
市税は37億9,648万4,000円の計上があり、この金額は前年よりも増加した。
歳出の内訳では、人件費が前年度比で減少しているが、扶助費は依然として高止まりしている。
市長は、特に義務的経費の増加に対する対応策を求められており、議会からも市民の生活を支える施策が求められている。
一方、施政方針に沿った具体的な施策として、新型コロナ対策、経済振興、環境保全などの重点施策が挙げられ、特に「幸せ、安心、健康」をキーワードに、地域資源を生かした魅力向上を目指していく考えが示された。
本定例会では、休会を挟みながら、施政方針を基にした議案の審議が進んでいく見通しである。