いすみ市での鳥インフルエンザ感染に関する一連の問題が市民の間に不安をもたらしている。市長の太田洋氏は、感染源が不明なこのウイルスに対し、再開の申し出があった場合には万全の対策を講じる必要があると述べた。特に、養鶏場再開に際しては、県の指導の下で十分な事故防止策と地域への説明が不可欠だという。
市長は「事業者の再開については、県が清浄性の確認を行う必要があり、その結果次第で判断される」とし、地域住民の信頼を得るための説明が必要だと強調した。今後は「市としてしっかりとした監視体制を取る」と予告している。
次に、カーブミラーの話があがった。市の管理するカーブミラーは約2000基であり、劣化が進んでいることが問題視されている。市では、ミラーの劣化を把握し、日常的にパトロールを行い、劣化が確認された場合の修繕や交換を行っていく方針だ。さらに、市には効率的な管理方法を模索する考えがあるとする。
また、カーブミラーの設置状況について、場所によっての優先順位を考慮しており、特に通学路や危険度の高い箇所についてのパトロールを強化する方針である。自治体としては、住民の安全を守るために維持管理は大切であり、必要性の高い箇所の交換を急ぎ進めると見られる。
最後に、大原海水浴場近辺について、観光地としての再整備に関する質問があった。港の朝市や観光エリアが密集しており、この付近における観光の推進が求められている。市の担当者は、観光資源の活用を考慮し、関連施設の維持管理をしっかりと行っていくと述べている。
さらには、これからの観光振興策の検討も行い、地域経済の回復に向けた取り組みを推進することが確認された。大原漁港での朝市再開により、観光客の訪問が期待されており、周辺エリアの観光資源を有効活用するための計画が今後詰められていくことになるだろう。