令和元年12月20日、いすみ市議会第4回定例会が開かれました。
議事日程には、計18件の議案が含まれ、各議案は全会一致で可決されました。
特に注目されるのは、議案第1号として提案されたいすみ市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例です。
本条例では、会計年度職員の雇用形態が1年単位となり、業務上の処遇改善が期待されています。
議案に対する質疑では、井上ひろみ議員が「任用の不安定性」について言及しました。
井上議員は、雇いどめの懸念が払拭されない限り、正規職員の雇用を優先すべきと主張しました。
また、南部地域における交通の充実を図るため、議案第3号のいすみ市地域公共交通会議設置条例が提案され、これも好意的に受け止められました。
他にも、福祉分野に関連した議案が多く、特に福祉有償運送や介護保険運営に関する条例が新設され、利用者に対するサービスの向上が見込まれます。
議案第16号から第18号にかけては、一般会計、介護保険特別会計及び水道事業会計の補正予算が承認され、これにより市の施策が円滑に実施されることが期待されています。
最後に、議会規則の改正についても議論があり、議員によるさらなる協議の場が設けられることが決まりました。
これらの決議は市民生活に直結する重要な内容であり、市議会はその運営において誠実さを求められていることを強調しました。