令和6年3月5日、いすみ市議会は第1回定例会を開催した。
今回の定例会では、様々な議案が提出され、特に令和5年度一般会計補正予算や令和6年度一般会計予算に関する議論が活発に行われた。議案第15号、令和5年度いすみ市一般会計補正予算は全員の賛成により承認された。また、令和6年度いすみ市一般会計予算については、質疑が行われ、今後の詳細な審査に付託することとなった。
議案第9号の質疑では、井上ひろみ市議が保険料の引き上げに関する質問を提起した。これに対し、健康高齢者支援課長の丸眞弓美氏は、介護保険料の新たな区分について説明した。具体的には、低所得者層に対する負担軽減策が導入されており、第1段階から第3段階の保険料が引き下げられることが強調された。
さらに、井上議員から新設された段階についての再質問がなされ、その影響や平均年齢についても言及があった。これに対しても課長が詳細に答弁し、予想される保険料の増減などの具体的な数値も提示された。
議案第11号の質疑では、土壌の汚染や災害の発生防止に関する条例改正について、田井秀明市議から様々な質問が出された。特に、埋立許可の面積基準に関する問題が取り上げられ、環境保全課長の吉清勝美氏が現行基準の維持理由を説明した。
次に、施行日についても議論され、より迅速な周知が求められた。そのほか、規制強化に伴う新たな措置が求められたことも印象的であった。環境課長の答弁では、今後の状況を鑑みて見直しを検討する意向が述べられた。
休会の件においては、議長の麻生実氏が9日間の休会を提案し、全会一致で決定された。次回の会議は令和6年3月15日に予定されている。
今議会では、今後の地域の課題解決に向けた重要な議論がなされることが期待される。特に、介護保険制度の見直しや環境問題への対応が焦点となり、多くの市民の関心を集めている。