いすみ市議会の第3回定例会が令和3年9月に開催され、議案が数多く取り上げられた。各議案について質疑が行われ、委員会付託が決定された。
日程では、まずいすみ市個人情報保護条例の改正に関して、質疑は行われなかった。次に、デジタル社会形成に向けた関係法律の整備にかかる条例についても、質疑なしで総務常任委員会に付託された。
いすみ市長期継続契約に関する条例改正において、井上ひろみ議員が契約総額2,000万円未満に設定した根拠を質問した。財政課長の大家弘久氏は、議会の議決に必要な財産の取得についての基準に合わせたものであると説明した。これにより、透明性の高い契約が可能になるという。
令和3年度一般会計補正予算でも質疑が展開され、特に井上議員が多くの質問を行った。魅力発信事業に計上されている報酬や旅費の内容について、上島浩一副市長は、任用職員の給料や通勤費であると述べた。また、農林水産業費に関わる質問では、園芸農産の生産力強化を図るための補助金について、具体的な用途も説明された。これに対し、井上議員からの具体的な有効活用を求める意見も寄せられた。
このほか、交通安全施設整備事業に関しても質疑が行われ、建設課長の浅野友之氏が耐久性について説明した。今後も持続的に維持管理を行う必要があるとの認識が示された。
最終的に、休会の件についても協議され、次回の会議は9月17日に行われることが確認された。また、議案の数も多く、特に決算に関する議案についての審査が求められる状況である。