いすみ市議会の令和元年6月定例会（第2回）が開催され、議員たちが市政に関する重要な質問を交わしました。
初めに、高齢者世帯への自動通話録音機の無償貸し出しについての質問があり、電話詐欺が高齢者を狙った犯罪として深刻化している現状が指摘されました。太田雅彦議員は、東京都のように無償貸し出しを行うことで、被害の未然防止につなげる考えを示しました。危機管理課では、他市の事例を参考にしつつ、普及策について検討を進めることの重要性を認め、前向きな姿勢を示しました。
次に、大曽根信太郎議員からは、いすみ市役所入り口交差点の安全対策に関する再質問がありました。道路管理者は、急遽取り組む必要がある安全対策を講じ、地元の小学校に交通安全指導も行っています。地域住民の安全確保に努める姿勢が強調されました。
観光施策については、今後の観光客の受け入れ環境を整備する必要性が話されました。観光に関しては、特に地元商業者との連携が重要であり、トイレの管理や清掃が求められる状況で、協力関係の強化の必要性が感じられました。
今後の施策と方向性については、観光商業推進や住民の意識の向上が求められ、観光地としてうまく機能させるために市と地元が協力して運営を進める重要性が再確認されました。
食品ロス削減に関しては、山口朋子議員が環境学習の重要性を提起し、県内の成功事例を参じて施策を進めることに期待を寄せました。市としても家庭での食品ロス削減の啓発を強化し、持続可能な環境教育に向けた取り組みが必要とされます。
以上のように、いすみ市議会では市政を巡るさまざまな課題に対し、市民目線での解決策が熱心に討議され、今後の施策に対する期待と希望が映し出されました。各議員は市民が安心して生活できる環境作りに向け、さらなる努力を求める姿勢を貫いています。