令和３年いすみ市議会第２回定例会が行われた。議会では、いくつかの重要な議案が審議され、最終的に全会一致で可決された。
主要な議案の中で、いすみ市税条例及び国民健康保険税条例の改正が含まれており、全議員によって原案通りに可決された。また、いすみ市の一般会計補正予算も賛成多数で承認された。市長の太田洋氏は、一般会計補正予算の内容について、「コロナ禍における市民への支援を目的とし、単身世帯には６万円、３人以上の世帯には１０万円の給付が行われる」と説明した。
質疑の中では、ふるさと納税についても触れられた。魚地展弘総務常任委員会委員長は、ふるさと納税の充実を求める意見を述べた。観光振興策や地方創生につながるような活動として重要な位置づけであるとの認識が示された。
一方、文教厚生常任委員会では、義務教育の国庫負担制度に関する請願が全会一致で採択され、今後の教育予算の拡充が期待される。半場新一文教厚生常任委員会委員長は、「教育課題の解決に向けて、継続的な働きかけが必要である」と述べた。
会議の最後には、いすみ市農業委員会委員の任命についても報告が行われ、任期満了を迎える委員を新たに任命することで合意された。また、議会規則の一部改正や、公共事業への対応も議題に上り、今後の運営体制の改善が評価されている。
市の発展に向けた施策が次々と可決され、出席した議員全員の協力によって、円滑な議会運営が実現されたといえる。議会は午前11時をもって閉会した。