令和元年6月、いすみ市議会の第2回定例会が開催された。
議会は18日間の会期の決定を行い、全議員が出席した。議長の中村松洋氏は、開会に際し、「出席議員17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和元年いすみ市議会第2回定例会を開会いたします。」と述べた。
まず、会期の決定が行われ、異議なく18日間とされた。この後、会議録署名議員の指名が行われ、山口朋子氏及び高森和久氏が選ばれた。
議案の審議に入ると、市長の太田洋氏が議案第1号から第9号までの提案理由を説明した。議案第1号は、専決処分の承認を求めるもので、地方税法改正に伴う整備が必要であることが説明された。この改正は、外国出身者に対する課税基準などを見直し、適応の柔軟化が図られている。
続いて、議案第2号から第5号は、いすみ市税条例及び国民健康保険税条例の改正案である。市長は「消費税率引き上げに伴う軽自動車税と介護保険料の見直し」を進める方針を示し、地域住民の負担軽減が求められていると強調した。
また、議案第6号は、市集出荷場の指定管理者指定に関するもので、夷隅町農産物直売所組合が候補として選定された。指定期間は令和元年10月から令和6年9月までの5年間となる。
さらに、令和元年度いすみ市一般会計補正予算が設定され、歳入歳出予算額は166億103万1,000円に引き上げられる。主に介護関係の整備や風疹対策に必要な予算措置が求められている。
その後、請願についての審議が行われ、「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」と「国における2020年度教育予算拡充に関する意見書」に関して、委員会へ付託されることが決定された。
最後に、議長は次回の会議日時を確認し、6月5日は休会することが決議された。議会は、「以上で本日の日程は全部終了いたしました。ご苦労さまでした。」と閉会した。