令和元年12月のいすみ市議会では、災害対策が重要なテーマとして取り上げられた。
まず丹ヶ浦の排水対策に関して、現在の排水出口が砂浜面より低いため、砂に埋まってしまい、冠水の原因となっている。これに対し、市は地元住民の協力を仰ぎながら、適切な排水管理を行う必要があると述べた。特に、流末の位置変更や、排出口の維持管理に関する要望を県に提出したことが報告された。
次に、大原中心部の排水対策についても同様に進捗状況が説明された。ここでは、調査の結果に基づき、必要な清掃作業を実施することが決定された。特に、JR外房線に隣接する地域の側溝掃除が緊急課題となっている。
さらに、避難所運営については、避難所利用者登録票の事前配布が業務効率化につながるとの意見があり、今後の運営方針の見直しが検討されることになった。混雑緩和のため、利用者登録票の取り組みが期待される。
「非常用電源の導入」についても期待が寄せられており、ディーゼル発電機の整備が進められるが、電気自動車等の活用についても検討が進められていることが強調された。今後はこれらの準備を進め、災害に備えた対策を強化する必要がある。
また、市の情報発信を巡る問題にも触れられた。特に、福祉避難所の利用周知が不十分であったことが指摘され、今後の情報発信方針について具体策が求められた。特に、二地域居住者や長期滞在者への情報提供が新たな課題として浮上しており、広報紙やSNSを通じた情報発信の強化が求められた。