令和3年11月1日に、いすみ市議会の第4回定例会が開催された。これにあたる会期は、11月19日までの19日間と決定されることになった。
議長の横山正樹氏は、会議を開会し、議事日程を報告した。その後、会期についての議題が提示され、「異議なし」との声により、会期が決定。これに続いて、会議録の署名議員として、元吉栄一氏と黒須美智雄氏が指名された。
続いて、議案第1号から第6号までが一括議題として提案され、市長の太田洋氏が説明に立った。議案第1号について、いすみ市認可地縁団体印鑑条例等の一部を改正するものであり、押印手続きの負担を軽減し、利便性を向上させることを目的としている。施行日は令和4年4月1日を予定。
また、議案第2号では市内循環バスの利用料金引き下げが提案された。特に高校生の負担軽減が焦点となり、利用増進を目指している。
第3号では、国民健康保険条例の改正が取り上げられ、出産育児一時金の引き上げが図られる旨が話された。これに加え、傷病手当金の支給期間が変更されることが発表された。
第4号の令和3年度一般会計補正予算では、歳入歳出の総額が178億9,906万1,000円に増加すると提案された。内訳には特例交付金や国庫支出金が含まれ、障害者支援や農業振興など、多岐にわたる分野への支出が計上されている。
さらに、第5号の水道事業会計補正予算や、第6号の規約改正に関する協議についても説明があり、重要な改正が提案されている。
休会の件については議題に上がり、11月2日から11月3日までの2日間の休会が決定された。重要な議案が多数提出される中、市議会は次回の会議に向けて着実に準備を進めていくこととなる。