令和元年9月3日、いすみ市議会第3回定例会が開催された。
本会議では、計13件の議案が議題に上った。その中でも、いすみ市の印鑑条例や交通運行、給水条例の改正が重要なポイントとして挙げられた。特に、市の印鑑条例の改正に関しての質疑は、地元業者に与える影響が懸念されている。
議長の中村松洋氏は、「本日の日程についてはお手元に配布した議事日程の通りである。」と報告を行い、その後各議案に対する質疑が行われた。議案第1号の質疑に関しては、「質疑なし」と認められ、そのまま文教厚生常任委員会に付託された。
同様に、議案第2号のいすみ市バス交通運行に関する条例も質疑は行われず、総務常任委員会に付託された。さらに、議案第3号の水道事業給水条例の改正についても質疑はなく、産業建設常任委員会に移されている。
特に注目されたのは、財政運営の健全化を目的とした補正予算に関する議案である。議案第5号から第7号までの令和元年度補正予算でも、質疑が発生せず、速やかに委員会付託となった。市長の太田洋氏は、「予算は徹底的な見直しを行い、市民にとって必要なサービスを維持する。」と強調した。
さらに、歳入歳出決算の認定に関する議案も審議された。井上ひろみ議員は農林水産業費における有害鳥獣駆除対策事業の不用額増加について質問した。これに対して、農林課長の小高政喜氏は、「過去の捕獲実績に基づく予算が影響し、実際の捕獲数が予想を下回った。」と説明した。
議案の付託後、議長は休会について提案し、9月4日から19日までの16日間の休会が全会一致で決定した。次回の会議は9月20日に開かれる予定である。議会の運営に関しては、引き続き市民の声を反映しながら進められていく見込みだ。