令和2年のいすみ市議会第4回定例会が、12月8日に開かれた。議事では、常任委員会や議会運営委員会の委員選任が行われ、新たな議員構成が決定した。
議長の横山正樹氏は、出席議員18名で定足数に達していることを確認。まず、常任委員会委員の選任が行われ、総務常任委員会には魚地展弘氏や井上栄弌氏などが選ばれた。文教厚生常任委員会は半場新一氏など、産業建設常任委員会には元吉基氏などが名を連ねる。また、議会運営委員会には魚地展弘氏といった議員が指名された。これにより、各常任委員会のリーダーシップ体制が整った。
その後、議案第1号から第4号までの質疑も行われた。特に議案第3号では、いすみ市の一般会計補正予算について、田井秀明議員から生活困窮者自立支援や生活保護費の増加に関する質問があった。
福祉課の石野正行氏は、生活保護の増加要因として、新規保護世帯の増加と長期入院患者の影響を指摘した。さらに、国庫負担金についての返還金が目立つ背景には、年度途中での受給者の増減が影響していると明言。
また、土木費に関する議案では、交通安全施設の整備について、カーブミラーの購入に関する質問も発生。建設課の浅野友之氏は、新しいカーブミラーの導入について前向きな姿勢を示した。特に、見やすい機能などの成果を考慮しながら進めていくとのこと。今後も新規設置だけでなく、既存のミラーの更新も考えられている。
選挙関連では、布施学校組合議会議員および夷隅郡市広域市町村圏事務組合議会議員の選出も行われた。特に、麻生実氏や横山正樹氏がそれぞれ議会議員に選ばれ、議会構成が新たに強化された。また、議会は12月9日から17日までの間に休会することも決定した。今後の議会運営が注目されるところだ。