令和2年9月、いすみ市議会の第3回定例会が開会した。
この会議では、2期日に渡り、様々な議案が上程される。
会期は本日から9月18日までの25日間と決定され、議長の中村松洋氏がその議事を進めた。
日程には、特に議案第1号から議案第15号までの重要な内容が含まれており、市長の太田洋氏が提案理由を説明した。
議案第1号は専決処分の承認を求めるもので、約3,177万8,000円の予算措置がなされている。
この中には、新型コロナウイルス感染症拡大に対応した経済支援策が盛り込まれ、ひとり親世帯への特別給付金事業などが挙げられた。
また、議案第2号では特定教育・保育施設に関する基準の改正が述べられた。
太田市長によると、これにより地域の自主性が高まるとのことだ。
特に、子ども・子育て支援法の改正に伴い必要な手続きが簡素化される。
財政課長の大家弘久氏は、令和2年度一般会計補正予算についての補足説明を行い、歳出項目に新型コロナウイルス関連の支出が含まれることを強調した。
この中には、医療施設への支援や生活困窮者支援策が含まれており、具体的な措置が必要とされている。
さらに、報告第4号では財政の健全化に関する法律に基づく判断比率についての報告があり、いすみ市の財政状況は健全であるとの認識が示された。
実質公債費比率や将来負担比率ともに基準を下回り、健全財政の状況が強調されている。
議案第3号から議案第5号では各特別会計の決算認定についても説明され、特に市民生活にインパクトを与える内容が多く含まれている。
環境水道課長の魚地庄市氏は、水道事業計画の具体的な補正を報告し、支出の明細を公表した。
これにより、上下水道事業が健全な運営を維持するための基盤が示された。
市議会では今後も重要な議案が上程される予定で、特に地域の教育・福祉に直結する事項について活発な議論が期待されている。
議案調査のための休会も設けられ、議員らの綿密な準備が進められる。