令和2年11月25日、いすみ市議会第1回臨時会が開かれた。この会議では、様々な議案が提出され、重要な決定がなされた。
特に注目されたのは、専決処分の承認を求める議案や職員給与に関する条例改正である。市長の太田洋氏は、千葉県のひとり親家庭等医療費助成事業の実施要領の改正に伴う条例の変更について説明し、受給資格者の負担額を改正したと述べた。
また、議案第2号から4号では人事院勧告に基づく議員報酬や特別職、一般職の職員の給与改定が提案された。太田市長によると、これにより職員の期末手当が0.05月分引き下げられるという。また、議案第5号では一般会計補正予算が審議され、合計で3,126万2,000円を減額する計画が示された。
質疑応答の時間では、議員の田井秀明氏が、補正予算に含まれる空気清浄機の仕様について質問した。福祉課長の石野正行氏は、一般家庭向けの移動可能な機器を使用する予定であると回答し、さらに医療機関への支援金交付が意図を持ったものでなかったことも説明された。
討論において、井上ひろみ議員は、期末手当の引き下げに反対の意を表明した。彼は、「従業員は新型コロナウイルスの影響下で市民を支え続けている」と強調し、特に公務員の給与引き下げは慎重に行うべきだと訴えた。
最終的に提出された議案は全て可決され、議題は終了した。また、臨時会の会期は1日と設定され、その後の業務運営に関する様々な改正が行われる見込みである。市民への影響も考慮されたようだが、詳細な説明が求められる場面も多かった。