令和5年12月5日、いすみ市議会第4回定例会が開会された。
出席議員18名が参加し、定足数が確保された中で議事が進行した。冒頭、議長の麻生実氏が開会を宣告し、日程に基づき会期の決定が行われた。その結果、会期は本日から12月22日までの18日間と決定された。
続いて、会議録署名議員の指名も行われ、14番議員川嶋英之氏と15番議員石川光男氏が指名された。これに続き、議案の上程が行われ、市長の太田洋氏が各議案の提案理由を説明した。
特に注目されたのは、議案第1号「いすみ市大原駅北駐車場の設置及び管理に関する条例の制定」である。この条例は観光用駐車場として整備されたが、利用状況の変化に伴い、有料駐車場として運営することが提案されている。また、議案第2号の「いすみ市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」についても、子育て世帯の負担軽減策が盛り込まれている。
さらに、議案第3号では令和5年度の一般会計補正予算が示され、その総額は208億3,419万9,000円に上る。この予算には、災害復旧や物価高騰対策、農業経営継続支援などが含まれており、財政的な安定が求められる中での重要な補正となっている。
議案第4号については、水道事業会計に関する補正予算が提出され、5つの補正を通じて収益的支出の増加に対応する内容が説明された。第5号では広域市町村圏事務組合規約の一部改正が提案され、水道事業の統合と広域化に向けた取り組みが進められる。
議案第6号と第7号については、それぞれ庁舎整備事業と防災行政無線施設の整備に関する請負契約が上程されており、工期や契約金額が明示された。
この日の最後には、日程第4の「休会の件」が取り上げられ、議員の一致した意見により12月6日に休会することが決定された。
いすみ市議会は今後も、地域課題への対策を中心に議論を進めていく。