令和３年１１月、いすみ市議会第４回定例会が開催された。主要な議案が審議され、特に一般会計補正予算と農業者支援の内容が注目を集めている。
会議では、いすみ市が進める補正予算について質疑が行われた。13番議員の井上ひろみ氏は、地上デジタル放送環境整備事業に関して具体的な内容を求めた。その内容として、光ファイバーケーブルの移設や電源装置の交換工事の必要性が述べられた。これに対し、企画政策課長の海老根良啓氏が詳しい説明を行った。
また、農業振興に関する質疑も行われた。井上氏は、農業者収入減少緩和対策事業の具体的な内容について質問した。農林課長の峯島宜幸氏は、農業者の経済的支援について、今年度の農業収入が前年より15％以上減少した農業者に対して、減少額の30％を支給し最大で30万円の補助を行うことを示した。予算は約１億4千万円とされている。
議案第６号である夷隅郡市広域市町村圏事務組合の規約改正についても審議され、委員会への付託を省略することで採決され、原案通り可決された。のちに開催される委員会の都合により、11月10日から18日までの９日間、休会することが決定された。
本定例会における主要な議案は無事に処理され、議長の横山正樹氏が散会を宣言した。次回の会議は11月19日の予定であり、市議会の動向が引き続き注目される。