いすみ市議会の令和4年第4回定例会が12月22日に開催され、重要な議題が取り上げられた。特に注目を集めたのは、市政一般質問であり、代表議員が災害対策や子育て支援に関する課題について詳しい質問を行ったことだ。
まず、災害対策について、黒須美智雄議員が質問を行った。彼は、自然災害発生時における避難所の運営や、自主防災組織の重要性について言及した。具体的には、「特に高齢者や避難行動を必要とする人々の安全を守るため、準備が必要である」と強調した。
市原正一危機管理課長は、避難所運営や防災情報の伝達の重要性について認識を示した。「地域住民の共助が必要である」と述べ、情報を多様化し伝達する努力が進められていることを明言した。さらに、彼は自主防災組織の設置推進について具体的な支援制度を考えているとし、自主防災組織が持つ役割の重要性を訴えた。
次に、井上ひろみ議員による市政一般質問では、物価高騰に伴う生活支援策について問われた。市は昨年度から継続している給食費の無償化をさらに強化し、新年度予算編成にあたっては経済的負担を軽減するための施策を検討していく方針を示した。
特に、保護者からは「学校給食費の無償化は必要な施策である」との声が強く、赤羽良明教育長は「今後もこの少子高齢化社会に合わせた支援を実施していく」と述べた。また、井上議員は、地域交通の充実についても取り上げ、「市民の声をもっと反映させるべきだ」との意見を出した。
さらに、峰島正広議員が椎木堰から夷隅川への法定外水路の整備について言及し、地域における水利用の現状を踏まえた重要な地域排水路としての機能について言及した。 議会側は「地域の農業用水として従来の役割を果たしつつ、地域住民の生活環境の向上に努める」との姿勢を示した。
会議の最後では、感染症対策や予防接種の重要性にも議論が及び、特に新型コロナウイルスに関連した警戒が強く求められた。このように、本定例会では多くの重要議題が扱われ、市の将来に関わる重要な施策が示された。