令和4年11月15日、豊橋市議会臨時会が開催された。主な議題には令和4年度の各補正予算が含まれており、特に注目を集めた。
この日、議案第100号の令和4年度豊橋市一般会計補正予算が提案された。財務部長の朽名栄治氏は、総額に9億9,259万円の追加を説明し、総予算は1,380億7,062万円になることを発表した。
補正予算の中身には原油価格や物価の高騰に対する支援が盛り込まれており、特に指定管理者支援が重要なポイントである。例えば、文化施設管理事業費や福祉センターへの管理運営費補助金も含まれ、支援対象は多岐にわたるという。また、児童手当受給者に対する特別給付金も併せて計上されており、本多洋之議員が支給の理由について質問したところ、こども未来部長の角野洋子氏が給付金の方針について詳述した。
続いて、議案第101号と第102号についての審議が行われ、動植物公園事業や公共駐車場事業についても補正予算が承認された。この際、各部長は補正の必要性や趣旨を詳細に説明した。
特に、台風15号の影響で表浜海岸に漂着した流木の撤去についても話題となり、そちらの事業費が国庫支出金や地方債を活用する計画であることも報告された。産業部長の河合博文氏が、流木撤去の重要性と現状について強調し、安全対策として注意喚起を行っていることが確認された。
議会での質疑では、議員たちが新型コロナウイルスワクチンの接種に関する取り組みについても触れ、健康部長の撫井賀代氏がワクチンの効果と安全性について説明した。特に、乳幼児を対象としたワクチン接種の任意性に関連し、接種に対する不安の声に対しても適切な情報提供を行う方針が示された。
最後に、全議案が原案通り可決されたことが報告され、臨時会は無事に閉会となった。これからの取り組みに期待が寄せられる。