令和5年9月29日、豊橋市議会で令和5年度一般会計補正予算を含む39件の議案が審議された。
主要な議案には、一般会計補正予算(第7号)、競輪事業特別会計補正予算、公共駐車場事業特別会計補正予算が含まれている。特に、一般会計補正予算では、学校給食費の物価高騰に対応するため、給食費の無償支給を3か月延長することが提案され、全議員から賛同を得て可決された。
一方で、消費税のインボイス制度実施中止を求める請願については、賛成と反対の議論が交わった。自由民主党豊橋市議団を代表し採択の立場を取った井上豪史委員は、インボイス制度が適正な課税を促進し、中小企業にとっての価格転嫁もしやすくなると説明した。
これに対し、日本共産党豊橋市議団の中西光江委員は、インボイス制度が小規模事業者やフリーランスに過大な負担を強いるものであると批判した。また、議案第68号の説明では、老朽化した競輪場北側駐車場の改修が急務であり、国土交通省の指導に従った駐車枠の設計方針についても報告がなされた。
また、特別支援教育における教員等の配置を求める意見書が提出され、特別支援学級の充実が必要であるという意見が相次いだ。
最後に、令和4年度の歳入歳出決算の認定についても、反対意見を受けながら認定された。議案はすべて可決され、議会は議事を完了し、閉会となった。浅井市長は、今後も市民と協力しながら施策を進めていくことを誓った。