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豊橋市臨時会で令和3年度補正予算を可決

豊橋市議会の臨時会で、令和3年度補正予算が可決され、保育士処遇改善などが盛り込まれた。
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令和4年1月14日に開催された豊橋市議会臨時会では、2023年度の補正予算が提案され、重要な議案が審議されました。

はじめに、会議録署名議員の指名が行われ、宍戸秀樹議員及び鈴木博議員が指名されました。続いて会期の決定がなされ、会期は本日1日と認められました。

今回の臨時会で特に重要視されたのは、令和3年度豊橋市一般会計補正予算(第15号)です。財務部長の朽名栄治氏が補正予算案を説明し、歳入歳出それぞれ9億925万4,000円を追加し、予算総額を1,459億8,853万7,000円とする案を示しました。

補正内容には、保育所等職員の処遇改善事業費、ひとり親家庭支援費などが含まれ、国の補助を活用する形で、職員の収入を引き上げる施策が盛り込まれています。角野洋子こども未来部長は、この事業が保育士や幼稚園教諭などを対象にし、月額約9,000円の賃金アップを目指していることを強調しました。

次に提案されたのは、令和3年度豊橋市総合動植物公園事業特別会計補正予算(第2号)で、こちらは歳入歳出それぞれ5,920万円を追加し、予算総額を16億9,252万5,000円とする内容です。公園長の川島正輝氏は、国の補正予算に基づく展望塔エレベーターの改修工事が焦点になっていると説明しました。この工事は必要不可欠であり、安全を担保するためのものであると述べました。

さらに、議案第3号としての一般会計補正予算(第16号)の審議も行われ、子育て世帯への臨時特別給付が取り上げられました。市は、所得制限により給付対象外となった世帯への援助を行う考えを示し、約5,000人の対象者がいるとされています。

質疑において、本多洋之議員は保育士に対する補助金について詳細を確認しました。また、子育て世帯への特別給付金支給を巡り、宍戸秀樹議員が経緯を尋ね、市長や部長らが具体的な支給方法について答弁しました。更に、民営児童クラブの職員の処遇改善を求める声も上がり、今後の対応が期待されるとされました。

討論においては、一部の議員が補正予算に賛成しつつ、一方では市内新たな動物園や教育施設を整備することが必要との意見もありました。議案は最終的に多数決で可決され、関係各所が今後の取り組みを進めていく意向が示されました。

この臨時会では、様々な施策が議論され、豊橋市の財政運営における透明性と効果的な支出が求められることが改めて確認されました。

議会開催日
議会名令和4年1月豊橋市議会臨時会
議事録
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