令和3年9月7日の豊橋市定例会では、様々な重要なテーマについて議論が交わされた。
特に「スポーツのまち」づくりについて、坂柳泰光議員は、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした本市の目指す方向性を問い掛け、新型コロナウイルスの影響を踏まえつつも、スポーツが持つ魅力を子どもたちに伝える取り組みを推進すべきだと主張した。また、豊橋市では「スポーツのまち」づくり推進計画が進行中であり、具体的な取り組みとして障害者スポーツの振興や参加機会の創出を挙げた。伊藤紀治文化・スポーツ部長は、体験会などを通じ、障害者スポーツへの理解促進に取り組んでいると述べた。さらに、今後は市民参加型イベントを基本とした健康づくりの場を提供し続けたい考えを示した。
次に、新型コロナウイルス感染症に対する本市の取り組みについても多くの意見が出た。特にワクチン接種に関する進捗と感染拡大防止策が焦点となり、堀田伸一議員は状況を迫った。市の対応については、情報発信の強化や保健所の体制強化の重要性が強調された。新型コロナウイルスの変異株による影響は増しており、市民病院での救急医療の状況も懸念されている。
また、不登校への取り組みや様々な生活支援体制の構築についても議論された。山田静雄議員は、豊橋市の歯科口腔保健推進計画の進捗状況を説明するとともに、虫歯や不正咬合の増加傾向について懸念を示し、さらなる啓発や支援体制の強化を求めた。