令和2年3月、刈谷市において定例会が開催され、令和2年度予算案などの重要な議題が議論された。市長の施政方針からは「元気・笑顔・希望のまちづくり」が強調され、各施策は市民の福祉向上を目指すものであることが示された。特に今年は市制施行70周年を迎える年であり、地域振興やイベントの開催が期待される。
議案では、令和2年度の一般会計予算が審議され、白土美恵子議員が施政方針に関連した質問を行った。市長は新型コロナウイルスの影響を受けている状況に対して、情報収集および最善の対策を講じていくことを約束した。災害対策や子育て支援の施策においても、従来の支援を充実させる考えが表明された。
特に、災害対策に関しては、避難所の設備を充実させるため、トイレ対策などが計画されており、マンホールトイレの整備が進められている。また、災害情報発信の多言語化も実施され、外国人への配慮がなされていく。
さらに、教育行政方針では、不登校やいじめ問題への具体的な対策が求められており、教職員の働き方改革を進めることが強調された。スクール・ほっと・アシスタントや特別支援教育の充実が期待されている。
ICTの活用についても、各学校に向けた新たなタブレット端末の導入が進められ、子どもや若者が期待される環境で学べるよう、支援が行われることとなっている。